Deviled Eggs / デビルドエッグ

アメリカのパーティーシーンなどで定番のアペタイザー(またはサイドディッシュ)として振る舞われることの多いデビルドエッグですが、お手軽に作れてしまう割りには美味しくて、見た目も華やかで、みんなでいただける三拍子揃ったダイナマイトフードなこともあり、最近では日本でもよく紹介されているようです。

デビルドエッグを直訳すると『悪魔のタマゴ』になりますが一体なぜこんな名前がついたのでしょう?

アメリカでデビルドエッグがポピュラーになったのは第二次世界大戦後になりますが、その歴史は4,5世紀頃のローマにまでさかのぼります。

当時ローマでは、ゆで卵に様々な種類のスパイス(香辛料)を効かせたソースを塗ったものなどが、裕福な家庭でアペタイザーとして振る舞われていたようです。12世紀頃にはアンダルシア(スペイン)にて、ゆで卵の黄身にコリアンダー、玉ねぎの絞り汁、コショウ、フィッシュソース、塩などで味付けされたものをゆでた白身の中へ戻し、その半分にカットされた白身を爪楊枝のようなもので元の形に戻すスタッフトエッグが登場します。その後14世紀に入りヨーロッパの多くの地域でスタッフトエッグが作られるようになると必然的にレシピも進化していったようです。

ところで、食べ物に『デビル』という言葉が使われるようになったのは17世紀に入ってからになりますが、当時イギリスにおいて『非常に辛いものまたはスパイスの効いたもの』あるいは『茹で上げたものや揚げたもの』を指すのに使用されていました。一方、アメリカにおいては18世紀に入ってから『デビル』という言葉を『Spicy or zesty(スパイスの効いたもの、刺激あるもの)』を指す言葉として使用されるようになったようです。

現在日本でも知られている基本的なレシピ(マヨネーズ、マスタード、レリッシュ、仕上げにパプリカパウダーをかけるもの)は、アメリカでマヨネーズが一般家庭に普及されるようになってから形を変えたデビルドエッグのアメリカンバージョンと言えます。

アメリカのレシピでも、デビルドエッグにチリパウダーやタバスコなどのスパイスを使用するレシピもありますが、それとは別に、このデビルドエッグという名前の由来は古代のヨーロッパから流れてきた歴史の中で生まれたものであるということですね。

さて、前置きが長くなりましたが早速レシピを紹介したいと思います。今回ご紹介するのは我が家で作ったイースターバージョンになります。

Ingredients

  • 卵 4つ
  • マヨネーズ 大さじ2
  • マスタード 大さじ1
  • レリッシュ(ディルorスイート)大さじ1
  • レッドオニオンの超みじん切り 大さじ1
  • ガーリックパウダー 少々
  • 塩コショウ 少々
  • パプリカパウダー(ガーニッシュ)
  • パセリ(ガーニッシュ)

Directions

  1. 卵は固茹でにするため12-14分茹でます。茹で上がった後はそのままお鍋の中で冷まします。
  2. 皮をむいて半分に切った卵を、黄身は取り出しボールの中へ、白身はお皿の上に並べて置いておきます。
  3. 黄身の入ったボールにマヨネーズ、マスタードを加え黄身を潰しながら混ぜ合わせます。そこへ、お好みのレリッシュ(酸味のあるディルか甘味のあるスィートのどちらか)を入れてください。またはレリッシュの代わりにピクルスのみじん切りを入れていただいてもOKです。レッドオニオンを加えてガーリックパウダー、塩コショウで味を整えます。
  4. 3をスプーンですくって、2でお皿に並べて置いた白身の中へこんもり乗せていきます。
  5. 最後にパプリカパウダーを軽く振りかけ、パセリで飾りつけをして完成です。

今回ご紹介したものはデビルドエッグのベーシックなスタイルですが、サワークリームやバター、ハチミツなどを加えたり、辛いものが好きな方はタバスコ、カイエンペッパー、チリパウダーなどを加えるようなスタイルもあります。また、ツナやカニカマを混ぜたものやベーコンビッツをガーニッシュにしたものなど、お好みで様々なアレンジが可能です。作り方はとてもシンプルでお酒のおつまみ、お子様のスナックにもなりますのでぜひお試しくださいね!

 

 

 

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.